カンボジアのまさとです。
僕は2013年の5月にカンボジアにきたので、もうすぐで海外生活が6年目に突入します。
グローバルの「グ」の字もなかった僕が、今では生活拠点が完全に海外になってしまいました。
大学卒業までは、ほとんどの時間をテニスコートで過ごしており、グローバルの「グ」の字もなかった僕ですが、カンボジアへ来て早6年。
人生初パスポートの増刷をしました。カンボジア来る前にピカピカだった10年パスポートは、10数カ国を共にしてきたこともあり、今では年季の入った感じに。 pic.twitter.com/w0fEocLiVA
— 荻原雅斗@カンボジア (@masato_ogiwara) 2018年4月4日
2013年の段階では新卒で海外就職をすることはまだまだ珍しく、少なくともカンボジアにある日系企業には新卒を受け入れるだけの余力のある企業は多くありませんでした。
しかし、今ではそんな状況も一変し、新卒で海外就職はもはや選択肢としても当たり前になり、20代前半で海外へチャレンジする人も増えました。
そこで今回は、
と疑問や悩みを持つ方のために、海外生活6年目の僕が海外就職のメリットとデメリットを解説します!
海外で就職するには
海外で就職するためのパターンはそんなに多くありません。
起業する方やフリーランスで活動する方を除くと、海外で働く方法は以下のものがメインです。
- 現地採用
- 海外駐在員
これを踏まえて海外就職の事実を紹介し、それにともなうメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。
海外就職のリアル事情
海外就職するということは、就職する企業がたとえ日系企業であっても、日本で就職することとは異なることを理解しておく必要があります。
その日本とは異なるという事実を理解しておかなければ、「こんなはずじゃなかった」とがっかりするハメになるので注意が必要です。
ここからは、僕のカンボジアでの経験に基づいて、海外就職のリアル事情の裏側にあるメリットとデメリットを紹介します。
人数の少ない会社が多い
これはピンキリの話になるので、一概には言い切れませんが、若い人たちに人気のあるアジア諸国で就職する場合には、人数が少ない会社が圧倒的に多いです。
日本のように新卒で50名入社するということはあり得ません。
メリット:任される仕事が多い
会社規模が小さい会社であれば、一人当たりのこなす仕事の量も必然的に増えるので、幅広分野の仕事を同時並行で進めるスキルが身につきます。
特に日本人であるというだけで、現地人社員のマネジメントを任されることも少なくないので、日本では若いうちには任せられにくい仕事にもチャレンジできます。
デメリット:教育してもらえない
日本であれば新卒や第二新卒者には研修プログラムが用意されていることがありますが、海外ではそういった研修を用意されていないことがほとんどです。
そのため、自分で考えて学習・行動していかなければいかず、受身の姿勢では成長しづらい環境があります。
海外の日本人コミュニティは狭い
だいたいとこの国へ行っても日本人コミュニティは存在します。
もっというと〇〇県人会などという地域や出身県で集まるコミュニティなどもあるほどです。
メリット:寂しくない
海外で頑張る同じ日本人がいるということは、時に自分を励ます存在になります。
また、夢や野望を持って海外に出てきた仲間たちと切磋琢磨しやすい環境があるので、1人で寂しいという状況はあまりありません。
デメリット:村社会による生きづらさがある
これは海外で共に頑張る日本人で助け合うために形成されたものだと思いますが、時にはそうではないマイナスの要素になってしまうこともあります。
狭いがゆえに、「〇〇さんのお店は接客が悪い」や「〇〇の会社は悪い噂が多いらしい」なんていう情報も一瞬で回ってしまうため、村社会的な狭さを感じることがあります。
日本の文化や常識は通用しない
海外で仕事をさせてもらう、住まわせてもらう以上、文化や常識が違うことはもはや当たり前です。
「日本では〇〇なのに」ということを言いたくなる気持ちはわかりますが、あくまで海外に出る以上日本人は外国人であるため、文化の違いを受けいれることは必須です。
メリット:環境適応力が抜群に上がる
文化や価値観が違う人たちと仕事をすることは簡単なことではありません。
海外で働くことによって、「問題や食い違いは起きる前提」があるうえで時間を一緒に過ごすので、どんなことが起きても動じないメンタルの強さや、問題解決能力が養われます。
デメリット:日本のビジネスマナーを忘れる
海外生活が長くなってくると、何が正しいマナーかわからなくなることがあります。
日本は割と細かいところまで厳しいですが、海外では寛容であるケースが多いため、日本のように細かいマナーやルールに対して堅苦しいと感じてしまいます。
物価が安い
これはアジア中心の話になりますが、とにかく日本と比べて物価が安く、こんなものがこんな安く手に入るの?ということが日常的にあります。
メリット:食に困らない
僕は日本に帰ると、「普段何食べてるの?」ということをよく聞かれますが、こちらではイタリアンもフレンチも日本で食べるよりも安く食べられるので、むしろ日本にいる時よりも食生活は充実しています。
デメリット:現地採用の給与も安い
現地採用の場合には、現地で生活する最低限度の給与であり、現地の生活水準に合わせた給与が設定されている場合がほとんどです。
そのため、急な用事で日本に帰らないとなんていうときは、現地採用の方だと結構大変な出費になります。
しかし、全体的な生活費が安く、コストコントロールをしやすいということもあるので、うまく節約すれば日本で仕事するよりも貯金ができることもあります。
色々な業種の経営者の方に会える
海外には大手企業の海外駐在の方々よりも、起業家として自ら会社を立ててやっている方もたくさんいます。
日本ではなかなか経営者の方と直接お話をする機会は多くないと思いますが、海外であれば日常的に経営者の方と会う機会があります。
メリット
経営者の方は、全員立ち上げなどの苦労をされているので、面白い経験をしている方が多く、お話を聞くだけでとても勉強になります。
将来自分も経営者として生きていきたいと考える方は、多くの経営者の方に会うことで、自分のマインドを経営者にしていける環境があります。
デメリット
なし
海外で就職するためにエージェントの活用がおすすめ
ここで紹介する海外就職メリットとデメリットを読んで、もし「海外には実際にどんな仕事があるの?」や、「海外でチャレンジしてみたい!」と思った方は、転職エージェントへ登録して仕事を探してみましょう。
現在では多くの転職サイトや転職エージェントが、海外での求人を紹介してくれているので、実際に現地で就職活動を行う必要もありません。
DODAやリクルートエージェントは無料で利用できるので、まずはどのような求人があるのかをチェックしてみましょう。
気になったらまず行動を
現在ではエージェントのサービスが充実しているだけでなく、ウェブで海外就職情報を調べれば、色々な方の体験談が出てきます。
そのため、今では新規開拓するというようなハードルの高さはなく、気になった人が誰でもチャレンジできる状況にあるので、熱が冷めないうちにエージェントへ登録して、情報を集めるなどの行動してみることが大切です。
まだまだ自分の強みや仕事の向き不向きを理解していないのであれば、まずはリクナビネクストの無料でできるグッドポイント診断をやってみましょう。
15分から30分くらいかかりますが、無料とは思えないクオリティですのでやる価値はあります。
海外で就職のメリットとデメリットを理解して、海外就職へチャレンジしてみましょう!