カンボジアのまさとです。
という疑問を抱く方に向けて、海外で働き始めて6年目のぼくが海外で働くために大切な5つのことを紹介します。
海外で働くことは日本で働くこととは異なる部分が多いので、これから海外就職を検討している人は参考にしてみてくださいね。
海外で働くために大切な5つのこと
実際に海外で仕事をし始めて6年経ったいま、ぼくが感じる海外で働くために大切なことは5つあります。
- 現地の文化を否定しない
- 英語・現地語を勉強する
- 国の歴史を知る
- 安全性を知る
- 現地人の友だちを作る
一個ずつぼくの体験を交えて紹介します。
現地の文化を否定しない
「郷に入れば郷に従え」と言う言葉があるように、その国ごとに文化やルールはぜんぜん違います。
これはもうまじでぜんぜんです。
どれくらい違うかというと、過去のぼくツイートがすべてを物語っています。
ぼくの過去のツイートはこちら。
ぼくがこれまでカンボジア人の採用活動をした際に衝撃を受けた求職者の発言ランキング
3位:「私は雨が降ったら仕事には来ません」
2位:面接ドタキャン理由「マンゴーを食べ過ぎてお腹が痛い」
1位:手ぶら(履歴書なし)+アポ無し+サンダル+短パンでオフィスに来て「今日から働いてもいいですよ」
— 荻原雅斗@カンボジア (@masato_ogiwara) 2018年8月23日
日本的な感覚から言うと信じられませんが、数年前のカンボジアはわりとこんなことがよく起こるような国でした。笑
よく海外に出てきて失敗してしまう人には、「日本だったら〇〇なのに」と言って、現地人を日本スタイルに合わせようとした結果上手くいかず失敗してしまいます。
海外に出る以上、日本人はアウェーになるので、相手の文化を100%受け入れることはできないにしろ、文化を否定するようなことがあってはいけません。
もちろん日本人とカンボジア人が一緒になってやるわけなので、100%受け入れる必要はありませんが、お互いの妥協点をすり合わせながらやっていくのがコツなのではと思っています。
特にビジネスにおいては、絶対日本人だけではやっていくことはできなく、現地人の助けが必要不可欠なので、海外で働く以上はその国の文化を否定しないことが大切です。
英語・現地語を勉強する
海外に出る以上、英語はぜったいに必要で、現地に根付きたいのであれば、プラスアルファで現地語の勉強が必要です。
日本語だけでも仕事はいくらでもありますが、海外まで行って日本人対応ばっかりしてもはっきりいって面白くありませんよね。
どうせならその国の人たちや、文化も言葉も違う人たちと一緒に過ごした方が自分の価値観も経験も広がります。
そのためには英語や現地語は必須なので、言語の勉強をすることから逃げないことが大切です。
実際にぼくはカンボジアへ行った一年目はまったく英語もクメール語勉強しませんでしたが、ある出来事をきっかけに勉強を始めてから、カンボジアにいる意味を見出すことができ、カンボジア生活が楽しくなりました。
こちらの記事でも解説していますが、海外就職の失敗でもっとも多いパターンは「英語が話せないまま飛び込んだはいいけど、結局日本語しか使わない仕事しか任せられず、つまんなくて帰国」です。
もしこれから海外就職にチャレンジしたいのであれば、まずは日本にいながらでもしっかりと英語を勉強してからいくのがオススメです。
日本にいながら英語を上達させたい方にはこちらの記事がよく読まれています。
国の歴史を知る
なんで仕事をするのに国の歴史を知る必要があるの?と思うかもしれませんが、現地人の考え方の根本を理解するためには、歴史的な背景を勉強することが必要です。
その理由は、その国の人たちの考え方は歴史的な出来事が大きく影響している場合があるから。(もちろんすべてではありませんし、宗教が大きく関係している場合もあります。)
ぼくが初めてカンボジアに行った時は、どうしてもカンボジア人の考え方や言動が理解できませんでしたが、カンボジアの歴史を勉強した時に、「きっとこの出来事の影響が今の彼らの考え方の基礎になっている」と感じることがありました。
日本に住んでいる期間が長ければ長いほど、異文化は理解しがたいことが多いですが、現地の方の考え方を知ろうとすることは、歩み寄るという意味でも大切なことなので、ぜひ働きたい国の歴史を勉強しておきましょう。
安全性を知る
日本は世界一安全な国なので、夜中の0時に歩いていても襲われるようなことはそうそうありませんよね。ゼロじゃないけど。
しかし、海外に出たらそこはもう日本ではないので、夜は本当に危険です。
最近カンボジアに来た人たちは、「カンボジアは治安がめっちゃいいよ!」みたいなことを言いますが、カンボジアはまだまだ治安が良い方ではありません。
ぼくのカンボジア人の友人には、20時以降は出歩かないという友達もいるくらい、現地人も気をつけているほどです。
日本人はかんぜんに平和ボケしてしまっているので、特に海外に出た時に狙われやすい傾向にあり、カンボジアでも多くの日本人が実際にひったくりに遭っています。
基本的には海外では暗くなったら危ないくらいの感覚を持っておいたほうがいいので、その国では何時くらいからが危険なのか?ということを把握するようにしましょう。
カンボジアに来る旅行者向けに、カンボジアの治安について紹介している記事があるので、海外で暮らすイメージをつくるために、ぜひ参考にしてみてください。
>>>カンボジア・プノンペンの治安は?旅行者が知っておくべき5つのこと【2018年最新版】
海外で働くためには日本の常識を捨てる
よく「日本の常識は世界の非常識」なんて言いますが、まさにこの言葉通りで、海外に出たら日本の常識はまったく通用しません。
だれでも今まで当たり前だったことが通用しなくなるというのは、不安を感じるものですが、一歩出てみると、その違いは刺激に変わり、自分の価値観を広げてくれるものになります。
もちろんすべての人が海外生活が合うわけではないので、向き不向きはありますが、もし今日本に窮屈感を抱いているのであれば、試しに海外に出てみるのがオススメです。
少し大げさに聞こえてしまうかもしれませんが、ぼくのような小学生から大学生までずっっっっとスポーツしかやってこなかった人間にとって、海外へのチャレンジは人生が大きく変わるきっかけになりました。
新しいチャレンジは分かれば若いほどチャンスが多いので、20代でモヤモヤして一歩踏み出せない人は、こちらの記事を読んでみてください。
今では情報が溢れ、どこへでも行けるようになったので、ぜひ少しでも興味があるなら海外で働くことを検討してみてくださいね!