カンボジアのまさとです。
僕は以前カンボジアに来た新卒2年目の人にこんな相談をもらいました。
それは、
だから最近は外回り中にサボるようになってしまいました。
というものです。
僕はぶっちゃけこの話を聞いたときに、
って思いました。
その理由は、「会社」という限られたコミュニティの中での賞になんの価値があるかわからないし、上司に評価されることが必要だなんて思わないからです。
もはや終身雇用が神話化してしまったいま、僕は会社の評価なんかよりも市場からの評価の方がよっぽど重要だと思います。
もし会社の評価が得られないと出世できないじゃないか!っていう人がいれば、それはきっと「自分の実力不足」か「会社がダメ」のどちらかなので、もっと努力するか環境を変えるかしか選択肢はありません。
そこで本記事では、社会人には会社の評価よりも市場の評価の方が大事であるということを、僕の経験に基づいて解説します。
▼この記事でわかること
- なぜ20代で市場価値を上げる必要があるのか?
- いま、具体的にどう行動したら良いのか?
【大前提】企業に依存するのは危険
この記事を読み進める前に、前提として今の日本ではもう企業が個人を守れない時代になっていることを理解する必要があります。
それは、最近ニュースでリストラや大企業の倒産危機というフレーズをよく目にするようになったことからもわかるように、今では大企業でも普通に倒産しちゃう時代です。
これって僕たちの親世代の頃には考えられなかった話であり、もはや今と昔では状況がまったく違いますよね。
それに加えて国が副業を推進するようになり、もう会社では個人の面倒をみれないから自分でなんとかしてお金を稼いでねという状態が始まったことが、これを裏付ける何よりの証拠なのではないでしょうか。
もはや企業が個人を「守らない」のではなく「守れない」ところまで来ちゃってるということです。
そのため、もうこれからの時代は企業に依存することは危険であり、企業に依存しなくても生きていける状態になることを一人ひとりが目指した方が、結果的に生きていきやすいのではと思います。
特に今の時代は終身雇用ではなく、海外と同様にスキルアップやキャリアアップのために転職をする時代なので、会社や上司の評価を気にして自分の成長が止まってしまうくらいなら、すぐに転職するか副業を始めた方がいいと思います。
上司は数年後の自分の鏡
もし今上司の悪口ばかりが溢れてしまう人は、明日は我が身であることを理解しておかないといけません。
その理由は、悪口の矛先になっている上司は数年後自分である可能性が高いからです。
孤独になれば、道は拓ける。 (だいわ文庫)の一節にこんな言葉があります。
あなたは上司のことが好きだろうか。それとも上司のことが嫌いだろうか。
いずれにしても、あなたの上司はそのままあなたの未来なのだ。
この衝撃の事実から目を背けていると、将来必ず後悔することになる。
あなたより5年先輩は、あなたの5年後の姿なのだ。
あなたより10年先輩は、あなたの10年後の姿なのだ。
あなたより20年先輩は、あなたの20年後の姿なのだ。
「そんなはずはない!」「自分はそこまで落ちぶれていない!」
とあなたは反論したくなるかもしれないが、上司や先輩もあなたと同じ年の頃は100%そう思っていたのだ。
私がそれを確信したのは、サラリーマン時代に管理職になってしばらくしてからだった。
部下に説教する口調や、完膚なきまで論破するプロセスに至るまで、全て自分の上司と瓜二つなっていることに、話している途中で気づいて絶句してしまったことが何度かある。
<中略>
私の性格の大半は、これまでに出逢ってきた上司や先輩によって形成されているという事実に気づかされた。
そのくらい上司や先輩の影響力は絶大なのだ。
考えるだけでも恐ろしいですよね。。
これって下積み時代のうちは「自分が上の立場になったらこんな風にはならない!」と思っていても、いざ自分が上の立場になるとそれを繰り返してしまうのと同じことなんです。
もし、会社にいる上司を尊敬できなかったり、「あの人みたいになりたい!」と思えないのであれば、それは未来の自分のためにも転職した方がいいかもしれません。
会社の評価=市場の評価ではない
そもそも会社での評価が自分の価値を図るすべてではないことも理解しておく必要があります。
組織に属していると、その組織での評価=自分の価値というように判断してしまいがちですが、決してそんなことありません。
今の会社でずっと営業成績が1番だからと言っても、他の会社では100番以内に入れないことだってあるように、会社での成績なんて小さなコミュニティの中での評価にすぎません。
だとしたら、そんな小さなコミュニティでの評価なんて気にせずに、自分が生きていくために必要なスキルを会社に属しながら磨くほうが得策です。
20代のいま、やるべきことは2つ
そこでぼくが考える20代でサラリーマンをするのであれば、やるべきことは2つです。
- どこでも通用するスキルを身につける
- 自分で稼ぐ力を身につける
具体的にどういうことなのか?ということを解説しますね。
どこでも通用するスキルを身につける
一つの企業にずっと属していると、その会社独特のルールの中で活躍するスキルが身についていくものですが、そうではなく、どの企業に行っても同様に活躍できるようなスキルを身につけることが必要です。
それはどんなものでも絶対売れる営業力なのかトーク力なのかは人それぞれですが、自分が自信を持って誇れるスキルを持っておかなければいけません。
例えば、今の時代の流れを考えるのであれば、今後プログラミングは求められるスキルになっていくと思うので、今のうちからTechAcademy [テックアカデミー]などのプログラミングスクールに通うことでスキルを身につけたりするのがオススメです。
特にTechAcademyなら、転職できなければ全額返金の「エンジニア転職保証コース」もあるので、未経験でエンジニアに挑戦したい人は利用して損はありません。
だって、転職できなければその分受講料全額返ってきますからね。
今後食いっぱぐれないスキルを身につけることに関しては、こちらの記事がよく読まれているので、ぜひ参考にしてみてください。
自分で稼ぐ力を身につける
平均年収が年々微減していることからもわかるように、日本でサラリーマンをしていても経済的に豊かになることはありません。
もちろん可能性はゼロではありませんが、ほとんどの人は「使われる側」なので、ジリ貧していくのは目に見えています。
そこで将来独立するかどうかは別として、自分でお金を稼ぐスキルを身につけることが必要です。
今では在宅で誰でもできる副業がいくらでもあるので、まずはそれらに挑戦して、自分の力で1円を稼ぐ経験をしてみてください。
その稼いだお金は、時間の切り売りをして得た対価とは違って、自分の力で稼いだお金なので、きっと色々なことを感じると思います。
以下の記事では、誰でもすぐに始められる副業初心者向けのものをまとめておいたので、「副業って何か始めればいいの?」という人は参考にしてみてください。
「いや、でも会社が副業を禁止していて。。。」という人は、こちらの記事がオススメです。
独立するのも一つの選択肢としてアリ
ぼくは23歳で独立したので、現在独立して5年が経ちますが、結果的に独立してよかったと思っています。
その理由は、経済的に豊かになったとか、時間に融通が利くようになったことなどもありますが、特によかったと思うのは、一緒に働く人を選べるようになったことです。
「仕事のストレスは人間関係が9割」というように、一緒に働く人が尊敬できなかったり、人間的に受け付けられない人であれば、その業務内容がどれだけ好きでも、仕事が嫌になってしまうことはあります。
しかしぼくは独立したことで、人間関係のストレスがないので、仕事に対するストレスがなく、毎日仕事がしたくて仕方ないです。
そのため、もし将来独立したいという思いがあるなら、20代のうちに一回仕掛けておくのもアリだと思います。
ただ、「失敗」はつきものなので、その覚悟は必要です。
以下の記事では、僕の恥ずかしい失敗談を惜しみなく披露しているので、独立する勇気が出ない人は、ぼくのとんでもない失敗を読んで、「こんなやばい失敗してる奴がいるなら自分は大丈夫だ」と自信をつけてください。笑
20代は自分の市場価値が高める時期
20代は「まだ若いから」で許される年齢です。
そのためどんな失敗もある程度は許されるので、20代のうちにできる失敗はしておくことが、30代でキャリアアップをするためのポイントだと思います。
20代で積み上げた成果が30代になって現れるように、一方で20代でサボった分のしわ寄せが来るのも30代なので、そうなりたくないのであれば、今のうちから自分の市場価値を高めることを意識して働くことが大事ですよね。
実際この記事は誰かのためにというよりも、自分への戒めの意味が強いので、ぼく自身これからも気を抜かずに頑張っていきたいと思います。
仕事は、働く環境と一緒に働く人がすべてだと思うので、もし現状に不満があるのであれば、誰かのせいや会社のせいにするくらいなら、サクッと転職しちゃいましょう。
今ならdodaやリクルートエージェントを使えば、転職を1から10まで全サポートしてくれるので転職の失敗のリスクもほとんどありません。
言い訳しないで、20代しっかりとしたキャリアを積み上げて、30代になった自分が活躍するフィールドを広げていきましょう。