カンボジア在住5年目のまさと(masato_ogiwara)です。
海外に住んでいると、日本に住む方々から”あること”を言われます。
だけど僕はそれを「気軽に言っちゃいかんでしょ」と感じています。
これを読む人は、「心が狭いな〜」とか思うかもしれませんが、海外在住者は切実に困っているので、僕がこの記事で発表します。
これは愚痴ではありません。お互いに気持ちいい関係を保つためのお願いです。
今回は海外在住者に気軽に言ってはいけないたった一つのことを書きます。
気軽に言ってはいけない「ちょっと〇〇調べておいて」
海外在住者の方でこの見出しを見て、「うんうん、そうそう」と頷いている人は多いのではないでしょうか。
実際に海外に住んでみると、それだけでSNSを通して色々な人から連絡をもらうことがとても増えます。これは本当に嬉しいし、ありがたい。
でも!ちょっと考えて欲しいことがあります。
例えば、「プノンペンでおすすめのレストランはどこですか?」とか、「空港から〇〇ホテルまではどうやって行けばいいですか?」などの生活していく中で自然と知ることであれば、お答えすることは簡単です。どんどん聞いて欲しい。それが海外在住者にできることだから。
しかし、生活をしているだけでは知ることのできないこと(法律、ビジネス関連等)や、知らないことに対して、「ちょっと調べてもらえませんか?(タダで)」というのは圧倒的NGです。ダメ、絶対。
僕たち海外在住者にとって現地の情報や人脈は財産であり、価値です。さらにいうと、「時間はお金」なので、何かを調べるということはお金がかかります。
日本ではこんな当たり前なことが、海外に出るとそうじゃないみたいな風潮がある。ダメ、絶対。
相手を動かすならそれに見合う対価を
僕は仕事として、お金をいただいて何かを調べたり、情報を提供することがあります。
日本だったらインターネットで検索すれば出てくるようなことも、カンボジアでは現場に行って関係者に聞かないとわからないことがたくさんあります。
なので僕はどんな些細なことでも、僕が足を動かす必要のあることは仕事として引き受けるようにしています。
また、朝から晩までずっと付きっきりでアテンドする際には、1日あたり$200~$300程度いただき、誰かを紹介して欲しいとか、企業アポイントを取って欲しいということであれば、追加で一件あたりいくらという形でいただくようにしています。
だからこれに納得してお金を払ってくださる方を裏切らないためにも、僕は確かな情報と人脈を提供しますし、「(無償)で〇〇してもらえませんか?」という方のお願いを受けるわけにはいかないのです。
海外で働くことは大変
海外で働くことは、言葉であったり文化であったりが日本とは全く違うので、苦労することがとても多いです。
そんな状況の中で現地の人や外国人に向けて商売を行なっていくのは大変です。
もちろん日本でも大変なのは同じですが、外貨を稼ぐことはまた違った苦労があります。
特に現地採用の人や、インターンシップできている学生さんなどは、いろいろなギャップや金銭的な悩みを持つ人も多いと思うので、それらを理解した上で依頼をしてあげて欲しいと思います。
頼ってくれる人には120%のおもてなしをしたい
この記事を読んで、「こいつはお金にがめついな〜」と感じた人もいるかもしれませんが、僕は単純に頼って連絡をしてきてくれた人に対して、120%力になってあげたいと思うからこそ、平等な立ち位置でお付き合いしましょうということを提案したいだけなんです。
依頼された側が、依頼者の期待に応えるために「時間」と「お金」を失い、リスクを背負うことによって得た「情報」を無料で提供し、依頼主が何も与える(失う)ことなく、求めているものを得ることって平等じゃないですよね。
別に僕だけ得しようなんて1ミリも思っていません。
僕は最低でもいただいた分の対価、それ以上の価値を提供するので、お互いにwin-winの関係になれると思っています。
たった一度きりの関係であれば我慢すれば済む話ですが、せっかく何かの縁で関わることになるのであれば、お互いに気持ちよく、長くお付き合いしている関係を築いていきたいです。
きっとこう思っているのは僕だけではなく、海外在住者の方の多くは経験していることだと思うので、海外在住者に何か依頼する際には意識していただけると、みんながハッピーでいられます。
ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです!