石の上に3年もいられないまさとです。
「石の上にも三年」って言葉ありますよね?
これは、冷たい石の上でも3年も座りつづければ暖まってくるという、我慢強く辛抱すれば成功することの例えとして使われています。
しかし、
と思う人もいるはずです。
それに対する僕の考えは
です。
今回はこの「石の上にも三年」の3年が意味するものについて解説します。
3年とは10,000時間のこと
何事にもプロレベル(=お金が貰える)になるためには、だいたい10,000時間かかると言われています。
10,000時間を3年で割ると、だいたい9時間になります。
つまり、365日×3年間×9時間/1日をやれば、だいたいその分野においてプロになれるということです。
これは、マルコム・グラッドウェル氏の著書である『Outliers』(日本語訳『天才!成功する人々の法則』)に出てくる「1 つの分野で成功するためには1万時間の投資が必要」という考え方(以下1万時間の法則)によるものです。(1万時間の法則自体は1990年代に心理学者のアンダース・エリクソンが行った調査に由来)
当たり前ですがプロのレベルは(365日×3年間×9時間/1日)にさらに(×質×密度)などあらゆる要素がかかってくるので、あくまで成果を出すまでにかかる時間の目安が10,000時間ということです。
早めることも遅くすることもできる
(10,000時間≒365日×3年間×9時間/1日)を見ればわかるとおり、1日の活動時間を増やせば、日数を減らすことができます。
少し極端ですが、活動時間を18時間/1日にした場合、(10,000時間≒365日×1.5年間×18時間/1日)であるため、1年半で成果を出すことができる計算になります。
逆に、週休2日(活動日数が年間で260日くらい)で残業なしの定時上がり(8時間)の場合には、(10,000時間≒260日×4.8年間×8時間/1日)になるので、だいたい5年くらいかかってしまう計算です。
つまり、自分がどれだけ時間を費やせるかが成長スピードを変える大きなポイントになります。
だいたいの人は3年も続けられない
3年間という数字だけを見ればほとんど人は、「たった3年」という印象を持つかと思いますが、実際に3年間毎日続けるということはとても大変なことです。
ブログがわかりやすい例ですが、ほとんどの人が1年も持たずにモチベーションを無くして辞めてしまいます。
逆に言えば、3年間やり続けている人の多くはブログで生計を立てられるようになっていたりします。
このように「たった3年」かもしれないですが、その3年間が続けられないからこそ格差が生まれるのであり、3年続けたからこそ得るものがあるのです。
達成度を図れば現状の結果を受け入れられる
だいたいの人は1年未満で見切りをつけて辞めてしまいますが、本気でその分野で飯を食っていきたいと思うのであれば、冷静に達成度を分析する必要があります。
例えば、一年間毎日2時間やり続けたけど成果が出ないから辞めたいと考えてしまった場合。
これを1万時間の法則に当てはめて計算してみると、
365日×1年間×2時間/1日=700時間であるため、10,000時間分の700時間であるため、達成率はたったの7%ですよね。
そりゃあまだまだ結果も成果も出ないのは当然のことです。
このように達成度を図って進捗管理ができれば、現状結果が出ていなくても冷静に状況を判断することができます。
結果=継続×行動
結果を出す(成果を出す)ためには、継続と行動がすべてです。
どちらかが欠けてしまえば、それは諦めてしまうことになるので、結果を出すことはできません。
人生一度きりであり、方向転換としてチャレンジを諦めることも必要なので、なにかを諦めてしまうことを否定するわけではありません。
しかし、何かを極めたいと心の底から思うのであれば、そこには10,000時間継続する覚悟と圧倒的な行動量が必要になります。
つまり時間というだれでも同じだけ平等に与えられるものをどう使うかで、結果はこんなにも大きく変えられるということなんですね。
正しくは「石の上にも10,000時間」
これが僕が解釈する「石の上にも三年」の本当の意味であり、冒頭での
の問いに対しては、
が僕の考えです。
20代、30代で圧倒的な結果を出すためには、自分の適正に10,000時間を費やすべきです。
もしこれを読むあなたが「自分の適正」を理解しないままサラリーマンをしているのであればとても危険です。
自分の適正を理解していない人は、リクナビが無料で提供するグッドポイント診断で自分の強みや適正を知ることができるのでオススメ。
気づいたその日がスタート!
僕は自分らしく生きると決めて独立してから今年で3年目になります。
このペースでいけば、今年中には10,000時間に到達するものがあるので、バリバリ行動していきたいと思います!