カンボジアのまさと(masato_ogiwara)です。
1月23日の昨日、すごいニュースが飛び込んできました。
就活の新時代到来
それは、大手人材派遣会社のリクルートが卒業後2年間入社時期を選ぶことのできる「入社パスポート」 、3年3月以降27歳までエントリー時期不問『新・新卒採用』を開始したというプレスリリースでした。
これはきっと誰もが(自分だけ?)学生時代に、
「就職するスタイルはこうだったらいいのにな!」
と思っていたことがまさに昨日をもって実現しました。
これは就活革命。
歴史が大きく動いた日。
以前僕が書いた【大学生必見】日本の就活の新卒一括採用制度はなくなり、就職できない若者が急増!?の内容とかぶる部分もありますが、今学生の人、もしくは来年から大学生になるという人は絶対に知っておくべきこと、知らなきゃいけないことです。
今回はこの出来事がきっかけで今後の就活がどのようになっていくのかを僕の視点で解説していきます!
新卒一括採用という採用方式は「過去の話」
僕たち20代の世代の人たちにとっては、就活といえば「新卒一括採用」が当たり前でした。
どれくらい当たり前かというと、小学校から中学校に上がるくらい当たり前なことで、大学を卒業したらほとんどの人がこの「新卒一括採用」によって企業に入社するのが当然なことでした。
それはまるで義務教育のエスカレーター方式のように。
しかし、そんな就活は昨日をもって終わりました。
きっと今の高校1,2年の子たちが大学へ進学して就活を始める5年後くらいにはもうこのリクルートの始めた「新・新卒採用」が主流となっていて、僕たちが経験していた「新卒一括採用」という制度はもう過去の話と化していて、近い将来のOB訪問とかでは、
OB「俺たちの就活は新卒の時には一括採用だったんだけど、今は卒業してから自由に時間を使える期間があって羨ましいね〜」
とか
新・大学生①「えーなにそれー!卒業してからすぐ入社とかしたら留学とか行けないじゃないですかー!」
とか、
新・大学生②「卒業したら自分で起業してみて、失敗したら内定をもらった会社に入社っていう保険が無かったんですか?」
とかいう会話になると思いますね。
10年後には、これまでの暑い中真っ黒のリクルートスーツを着て、みんな似たような髪型や見た目での就活は、僕たちが歴史の教科書を見て、「なんでみんなチョンマゲなんだ」と思うくらい「なんでみんなして同じ格好髪型してんだ」みたいになっていると思います。
今では「個」が尊重される時代になってきたからこそ、その多様性に合わせて企業も時代も変化していかなければいけなく、その第一ステップとしてこの「新・新卒採用」は大きな変化をもたらすと思います。
これからの就活は間違いなくこの「新・新卒採用」にどの企業も変化していく、変化せざるを得ないようになっていくでしょう。
ここからはこのリクルートが始めた「新・新卒採用」のメリットについてじゃんじゃん書いていきます!
一括採用がなくなるデメリットは以下の関連記事と内容が被るのでそちらを参考にしてみてください。
▼関連記事
好きなタイミングで就活を始められる
今回のこのリクルートによる就活革命で一番大きな変更は、
「いつエントリーしてもいい」
ということです。
これまでの「新卒一括採用」では、始める時期にはバラつきはあったものの、大学4年生の4月を逃してしまっていたら、「新卒」カードでのその会社へ入るというチャンスを一生失っていました。
大学生のうちのほんの一瞬の時期を逃すだけで「一生」です。
今回のこの新就活は27歳までは自分がどんなステータスであろうと新卒と同じ扱いを受けられるということで、これは卒業してからかなり長い猶予があることになります。
逆に言えば社会人経験を経ている26歳と新卒が同じフィールドで戦うということにもなるので、新卒の人にとっては厳しい就活になる可能性も。。
この辺の詳細はこちらで。
この27歳まで新卒扱いということはつまり、留学をしていようが、ニートをしていようが、ある競技を極めるためにスポーツばかりしていようがそれまでは関係ないということです。
しかも自分が就活したいと思ったタイミングで365日いつでもエントリーできるので、自分のやりたいことを27歳までとことん追求できます。
よく考えれば、これでいえば僕もまだ「新卒」になりますね!アツい!
内定が出ても2年間有効の「入社パスポート」がある
今回とても斬新だと思ったのが、この「入社パスポート」です。
これまでの就活では、
「内定をもらった企業へ翌年度の4月から入社」
というのが一般的でした。
しかし、この「入社パスポート」は内定が出たらすぐに入社しなくても2年という時間を自由に使うことができます。
一体どういうことかというと、この入社パスポートを保険にして、卒業してからの2年間自分の好きなことにチャレンジしまくれるという超スペシャルな特権です。
この特権というのはどの会社も実施できるものではないものなので、この制度自体は主流になっていくのかはなんともいえないところではありますが、チャレンジ精神旺盛な人にとってはたまらない仕組みです。
インターンやイベント多数!
このほかにもリクルートが新たに提案する「インターンシップ」の形であったり、就活をしていく上での交流の場を増やすなどイベントが多数あります。
どれも魅力的なので、ぜひ大学1,2年生の人は参考にしてみてください!
働き方は多種多様な時代に突入!
今回のこのリクルートの就活革命は、これまでの「新卒一括採用」などのシステムを作って日本の新卒の人の雇用スタイルの基礎を作り上げてきたリクルートが、時代の流れや変化を感じ、自ら変革を行ったということもあり、今後どんどん色々な企業が導入していくと思います。
このようにこれから「働き方」というのは多種多様していきます。
僕はこれまで「自分のキャリアを自分の思い描くように作っていくため」にチャレンジしてきて、これからもたくさんの失敗を繰り返してキャリアを作っていきます。
今回のこの革命は僕にとっても無関係ではなく、
「自分のキャリアはもっと自由に選択できて、もっとチャレンジしていい」
と思って取り組んできた僕のこれまでの取り組みを肯定してくれたものでもあります。
だからこそ今回のこの変革は新卒の人はもちろんのこと、今後転職を考えている人にも大きな影響を与えること間違いありません。
もし転職を考えている人がいるのであれば、以下の関連記事もどうぞ!
リクルートの改革の内容の詳細はこちら!