カンボジアで1000人以上の経営者に会って気付いた生き残る企業(人)と撤退する企業(人)の大きな違いとは

カンボジアのまさと(masato_ogiwara)です。

僕は2017年9月末現在でカンボジアに来て約4年半になります。

これまでカンボジアでは日本人の経営者だけでなく、たくさんの外国人の経営者にもお会いする機会をいただき、その人数は1000人以上になります。

実際詳しい人数は数えたことがありませんが、名刺交換ベースでいうと、もはや想像もつきません。

この4年半もの間、さまざまな業種や業態の方々とお会いしましたが、その中でも生き残る会社と撤退する会社を見て、”あること”に気付きました。

それは人種・業界問わず、生き残る企業(人)と撤退する企業(人)にはそれぞれ共通点があるということです。

今回はそんなカンボジアで1000人以上の経営者に会って気付いた生き残る企業(人)と撤退する企業(人)の大きな違いを紹介します。

生き残っている人と撤退した人の違い

実際に僕がこれまで出会った経営者の人たちを見て感じた、現在もまだカンボジアで生き残っている企業と撤退した企業の違いについて紹介します。(ここでは、ビジネスモデルやカンボジアの市場の話は全く関係がありません。)

ここではわかりやすいように、日本企業(日本人)を例に挙げて紹介します。

1.カンボジア人をリスペクトしている

 

長年カンボジアで戦い続けられている方々は、カンボジア人をバカにしません。むしろ、「カンボジア人は〇〇が優秀」とか、「カンボジア人は〇〇が素晴らしい」というようにリスペクトをしています。

一方、撤退される方々は「カンボジア人はバカだ」とか「カンボジア人は教育を受けていないから仕事ができない」ということを言います。

カンボジアでは、まだまだ教育を受けられていない子どもたちがいるのは事実です。しかし、だからと言って僕は、「教育を受けていない=バカ/仕事ができない」にはならないと思っています。

なぜなら、彼らは小さい頃から親の商売の手伝いをしたり、自分で物を売ったりしているので、商売の感覚やお金の感覚は日本人よりも鋭いものがあり、生きていく力が長けているからです。

 

共通点その①

生き残ってる人:カンボジア人をリスペクトする(バカにしない)
撤退した人:カンボジア人をバカにする

 

 

2.文化の違いを互いに受け入れる

 

長年カンボジアで戦い続けられている方々は、カンボジア人の文化を受け入れ、お互いの意思や考えを擦り合わせようとします。

一方、撤退される方々は、「日本では〇〇だから」と日本の価値観をカンボジア人に押し付けようとします。

僕はカンボジアでビジネスをしていく以上、カンボジア人をターゲットにやっていくのであれば、日本の価値観を押し付けるだけではなく、お互いに納得のいくポイントを見つけることが大切だと思っています。

日本人の良さとカンボジア人の良さを掛け算したものこそが真骨頂であり、お互いの意見を尊重し合う関係こそが生き残るために必要なことなのではないでしょうか。

せっかく文化も考え方も違うもの同士が一緒にやるのに、どちらか一方だけに合わせるだけであれば一緒にやる意味がありませんよね。

 

共通点その②

生き残ってる人:お互いの納得いくやり方をすり合わせる
撤退した人:日本のやり方(価値観)を押し付ける

 

 

3.時間を守る

 

長年カンボジアで戦い続けられている方々は、相手が日本人であろうとカンボジア人であろうと時間を守ります。

一方、撤退される方々は時間にルーズです。

カンボジア人は日本人と比べると時間にルーズな部分があるため、その楽な部分に甘えてしまい、カンボジアでは日本人でも時間に対してルーズになってしまいがちです。(時間に対して厳しいカンボジア人もいるので、一概には言えませんが、日本と比較してルーズなところがあるという意味)

僕はたとえ相手のカンボジア人が時間を守らなくても、自分は時間を守るのが、日本人としての良さであり、やり方だと思っています。

日本では絶対に時間を守るのに、カンボジアでは時間を守らなくてもいいという発想は、日本人失格です。

 

共通点その③

生き残ってる人:カンボジア人が時間を守らなくても自分は守る
撤退した人:カンボジア人が時間を守らないからと自分も守らない

 

 

4.歴史や言葉をよく勉強している

 

長年カンボジアで戦い続けられている方々の中には、カンボジアの歴史についてとても詳しく、母国語であるクメール語を話せる方もたくさんいます。

一方、撤退される方々は、カンボジアの歴史や言語を学ぶことに対して積極的ではない傾向にあります。

この国で腰を据えてやっていこうと思ったら、彼らの考え方のルーツとなる歴史を知るべきであり、言語を学ぶべきです。

歴史や言語を学ぶことはこの国でやっていくための覚悟でもあり、彼らへのリスペクトでもあります。

これは自分自身に向けた言葉でもありますが、僕がこれから先も10年、20年とカンボジアと関わっていくためには、歴史を言語をもっと勉強しなくてはいけません。

 

共通点その④

生き残ってる人:カンボジアの歴史と言語をよく理解している(話せる)
撤退した人:カンボジアの歴史と言語を理解しない(しようとしない)

 

 

カンボジアの主人公はカンボジア人である

 

以上が僕がカンボジアで1000人以上の経営者に会って気付いた生き残る企業(人)と撤退する企業(人)の大きな違いでした。

あくまでここで紹介している内容は僕の経験から感じたことであるため、絶対的なものではありません。

しかし、海外で何かをやる以上は「日本の常識が世界の常識」ではないことは理解しておく必要があり、現地の人たちが主人公であることは忘れてはいけないと思います。

あくまで僕ら日本人は、「カンボジアでビジネスをさせてもらっている」のであって、カンボジア人へのリスペクト無しには継続も繁栄もできません

ぜひこれから海外、もしくはカンボジアに進出される予定のある方々に、少しでも参考になれば幸いです。

 

生き残る会社(人)の共通点

  • カンボジア人をリスペクトする(バカにしない)
  • お互いの納得いくやり方をすり合わせる
  • カンボジア人が時間を守らなくても自分は守る
  • カンボジアの歴史と言語をよく理解している(話せる)

 

撤退する会社(人)の共通点

  • カンボジア人をバカにする
  • 日本のやり方(価値観)を押し付ける
  • カンボジア人が時間を守らないからと自分も守らない
  • カンボジアの歴史と言語を理解しない(しようとしない)

 

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