ソフトテニス

【中体連に硬式テニスが加入】ソフトテニスが生き残るにはプロ化をするしか道は残されていない

カンボジアのまさと(@masato_ogiwara)です。

5/17のNHKニュースで「中体連に“硬式”テニス部設置へ」というタイトルの記事が上がりました。

記事内では「硬式テニスが中体連主催の全国大会で公式競技となるのは早くても3年後」というように書かれており、僕はこの3年(正式に加入するまで)にソフトテニスがプロ化を実現できなければ、競技として急速に衰退していくと思っています。

そこで今回は、中体連に硬式テニスが加入することが秒読みとなり、今後ソフトテニスが生き残るためになぜプロ化が必要であるかを解説します。

なぜプロ化なのか?

僕がプロ化が必要だと思う理由は大きく分けて二つ。

  1. 競技を選ぶ理由になる
  2. 競技を続ける理由になる

以上のふたつです。一つずつ掘り下げてみましょう。

競技を選ぶ理由になる

(引用元:日本ソフトテニス連盟

現在日本ソフトテニス連盟に登録している人数の約6割は中学生です。

小学生はどの年度も中学生の登録数の10%もいないので、小学生からソフトテニスを続けている人ばかりではなく、9割以上は中学生から始める人ばかりであると予想できます。

そう考えたときにポイントとなるのは、中学一年生のどの部活に入ろうか悩んでいる人にソフトテニスを選んでもらえるかどうか?ということです。

これまではそもそも硬式テニス部がなくて、ソフトテニス部があるところが多かったので、硬式テニスをやりたくてもソフトテニス部に入らざるを得ない状況がありました。

しかし、これからは硬式テニスが選択肢に入ることによって、硬式テニス部に入りたくても入れなかった層はもちろんのこと、「テニス」をやってみたいという層も硬式テニスに流れる可能性が高まります。

特に漠然と「テニス」をやってみたいという人にとっては、それぞれの面白さはわからないので、どうせなら上手くなったときに選択肢に将来性がある方を選びたくなるはずです。

そうなると、ソフトテニスは現状のままだとますます選ばれにくくなっていくのではないでしょうか。

そこで、プロ化を実現することによって、ソフトテニスを「選ばない理由」を減らせるのではと思います。

競技を続ける理由になる

 

僕は以前ツイッターでこんなアンケートを取りました。

この結果というのはとてもシビアで、「ソフトテニスをしてても生活ができない」という理由で約7割の人が競技をやめてしまっているんですね。

これは逆を返せば、「ソフトテニスをしていれば生活ができる」という状態になれば、この7割の人はやめずに済んだかもしれないということです。

しかし、現段階ではソフトテニスをビジネスにすることは難しく、レッスンコーチというのもまだまだ需要をつかめていません。

そこでプロ化を実現することによって、これに派生するビジネスが誕生していけば、硬式テニスにようにそこから仕事が生まれ、ソフトテニスで生計を立てられる人が少しずつ増えていくはずです。

そうすれば、競技を続ける人を増やすことができ、競技の衰退を防ぐことに繋がると考えています。

プロ化は競技者確保の一つの手段に過ぎない

今後は「ソフトテニスとして選ばれる理由」が必要になります。

それは硬式テニスが中体連加入するうえで仕方がないことです。

プロ化を実現することによって派生していくものは多いですが、今回僕がプロ化を必要とする理由は、

  1. 競技を選ぶ理由になる(新規参入者の確保)
  2. 競技を続ける理由になる(競技人口の減少を止める)

この2点につきます。

あくまでプロ化は競技者を確保するための手段に過ぎないので、もしもプロ化以上に競技者を確保するための施策があれば、それでもいいと思います。

しかし、現状いろいろ考えた結果、プロ化以外は思いつかなく、残り3年という短い勝負であれば、プロ化が現実的なのではないかと考えました。

実際には3年で大きく変えることは難しいと思うので、実現とまではいかなくても、「プロ化に向けて動く」ということがまずは大事なのではないでしょうか。

ソフトテニスを次世代まで残していくためにも、ベストな意見を議論できたらと思っています。

この意見に対しては賛否あると思いますので、ツイッターで意見をもらえると嬉しいです!

ソフトテニスは〇〇年後になくなるスポーツカンボジアのまさと(masato_ogiwara)です。 僕はカンボジアのソフトテニスチームに関わり始めた頃から"あるキーワード"...