ソフトテニスは〇〇年後になくなるスポーツ

カンボジアのまさと(masato_ogiwara)です。

僕はカンボジアのソフトテニスチームに関わり始めた頃から”あるキーワード”を掲げて活動をしています。

それは、「ソフトテニスをオリンピック競技に」です。

 

 

きっと今このブログを読んでいる人は、


無理だよ、ムリムリ!

 

と思うかもしれません。

だけど、それに対して、「やっぱり難しいよね、諦めよう」というのは誰にでも言えるし、労力もいりません。

できない理由を考えるのではなく、「どうすれば実現できるのか?」と前向きに悩むことが、ソフトテニスの発展に必要なのではないでしょうか。

少なくても僕は、未開の地カンボジアでどのようにすれば普及活動が促進されていくのかを考えてやった結果、たくさんの人が応援してくれて、少しずつ道が拓けてきました。

 

ここで僕が一番言いたいのは、ソフトテニスをオリンピック競技にしなくてはいけないということではなく、ソフトテニスをオリンピック競技にするためにやるべきことをやらないと、ソフトテニスという競技自体が衰退していってしまうということです。

 

きっとこのままアマチュアスポーツとして世界を視野に入れた動きが弱いまま、現状維持が続けば10年後、20年後には競技して悲惨な未来が来ることは目に見えています。

そこで今回は、このままいけば数十年後ソフトテニスがなくなるスポーツである理由と、発展していくために今後どうしていかなくてはならないのか、僕の考えを書きます。

 

数十年後ソフトテニスがなくなる理由

 

ソフトテニスはこのままいくと、数十年後競技者を確保できなくなり、競技規模が縮小します。

このように予想できる理由は大きく分けて二つあります。

 

①少子化に伴い競技人口が減少

(引用元:総務省日本の将来推計人口より)

 

今後日本のソフトテニスの競技人口は少子化に伴い間違いなく減っていきます。(一番下の緑の部分が14歳以下の人口)

これはもうソフトテニス云々のことではなく、日本全体の問題なので仕方ありません。

実際どのようにして少子化がソフトテニスの競技人口に変化をもたらすのかということはイメージしにくい人も多いと思います。

そこでわかりやすいように、【14歳以下の子どもの人口の推移】と【中学生以下の日本ソフトテニス連盟会員数の推移】をまとめてみました。(2020年以降の人口は上の図から引用、会員数は、2000年、2005年、2010年の14歳以下の人口と会員数の比率がそれぞれ1.8%、1.3%、1.8%だったので、2020年以降もその比率が1.8%を保てると仮定して算出)

 

(14歳以下の人口の推移とソフトテニス連盟会員数の推移)

 

 

この表の推移を見てわかるように、14歳以下の競技者はどんどん減っていく一方です。2060年には現在の約半分くらいまで減ってしまう計算になります。

 

ソフトテニスがこのまま、

  • プロがない
  • オリンピック種目にも選ばれていない
  • お金を稼ぐツールにならない

 

 

という状態が続けば、ソフトテニスを選ぶ子どもたちの数も減っていくため、上の数字よりも下回る可能性が大いにあります。

ソフトテニスは中学生の会員が全体の約60%を占めるので、少子化はソフトテニスにとって避けては通れない問題なのです。

 

そのため、今までは一人や二人硬式テニスに移行しまっても問題なかったことが、今後はとても深刻な問題になります。

 

②ソフトテニスには夢がない

(日本ソフトテニス連盟の年代別会員登録人数)

 

この表を見ると、中学から高校へ上がるタイミングと、高校から大学へ上がるタイミングで人数が大きく減ります。

もっとも将来への夢や希望を抱く時期である10代に、これほどまでソフトテニス離れが起こるのは、ソフトテニスに夢がないからではないかと思います。

 

この夢というのは、お金を稼ぐことだったり、世界への広がりであったりと、人それぞれだと思うので一概には言えませんが、一生を通してソフトテニスで夢を追いたいと思えば、10代で離れることはまずないはずです。

 

しかし、これは僕の予測でしかないので、現在ツイッターのアンケート機能を利用して意見を集めています。(2017年7月8日現在)

 

ソフトテニスの発展に必要なこと

 

今後ソフトテニスを発展させていく上で必要なことは2つあります。

上の赤枠内に書いたことと被りますが、少し掘り下げてそれぞれ書きたいと思います。

 

世界へ普及していく

 

まず一つ目はソフトテニスを世界へ普及させていくことです。

今後日本のソフトテニス競技人口が少子化に伴って減っていくことは誰にも止めることはできません。

このままいけば日本のソフトテニス人口の減少=世界のソフトテニス人口の減少に直結します。

 

 

しかし、世界へ目を向けてソフトテニスの競技人口を増加させていけば、全体の競技人口を減らさないことができます。

世界へ普及するポイントというのは、実はこのソフトテニスの全体の競技人口を減らさないことが大きなポイントになります。

 

日本の少子化により競技人口が減ってしまうなら、それを補う方法は、日本の少子化を食い止めるか、世界へソフトテニスを普及していくかの二つしかありません。

 

 

 

ソフトテニス選手のプロ化

(ITFジュニアの大会に参加する日本人選手@カンボジア)

 

将来プロスポーツ選手として活躍したい人は絶対にソフトテニスを続けません。もしくはやり始めません。

プロとして活躍したい人は、早めに見切りをつけて硬式テニスに移行をしたり、他のプロがあるスポーツを選択するからです。

 

以前カンボジアでITFジュニアの大会が行われた時に、14歳から17歳くらいまでの選手たちが数名日本から来ていました。

彼らは全員が若いながらも大人顔負けのプロ意識を持っていて、将来プロとして活躍する、もしくは硬式テニスに関わりながら生きていく覚悟を決めていました。

この時彼らと話していて思ったことは、プロがあることは競技を始めるきっかけにもなるし、競技を続けていくモチベーションにもなるということです。

 

 

きっとソフトテニスにもプロがあれば、中学から高校へ上がるタイミングと、高校から大学へ上がるタイミングでここまで大幅な減少は起こらないのではと思います。

さらに言えば、プロ化が実現すればプロ選手を育てるためにスクールを開校したり、コーチをやったりする人も増えていくと思うので、ソフトテニスを通じて生計を立てられる人も増えていきます。(ソフトテニスがお金を稼ぐスキルになる

 

このように近い将来ソフトテニスを始める人を確保するためには、プロ化が一つのキーワードになることは間違いないでしょう。

 

 

ソフトテニスの発展を願うのは日本人だけではない

 

僕は昨年、アジアソフトテニス連盟加盟国会議にカンボジア代表で出席しました。

この会議ではアジアソフトテニス連盟に所属する国の会長や副会長が参加しており、今後のアジアでのソフトテニスの発展についてなど、色々なことを議論しました。

海外の人たちは日本人の僕たち以上に、ソフトテニスをどのように世界へ普及させていくかを真剣に考えています。

 

ソフトテニスの発展を願うのは、海外チームも同じです。

僕がオリンピック種目にしようという想いを自信を持って発信することができているのは、世界中に同志の仲間がいるからです。

 

しかし、ソフトテニス先進国である日本が、世界の普及への舵を取らなくてはいけないことに変わりありません。

 

日本でソフトテニスをやっていた一人として、ソフトテニスが〇〇年後になくなるスポーツにならないよう、これからも「ソフトテニスをオリンピック競技に」というキーワードを掲げて活動していきます!

 

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